本記事で解決する疑問
- バイナンスからメタマスクにBNBを送るにはどうすればいいの?
- 送金の前に準備することは?
- 送金のときに注意することは?

今回は上記のような疑問を解決していきます。
記事内で解説する「バイナンスからメタマスクへの送金手順」がわかれば、仮想通貨の知識がワンランクアップするはずですよ。
なぜなら、BNBの送金には「専用のネットワークを設定・選択する」という新たな手順が加わるからです。
ビットコインやイーサリアムの送金には必要ありませんでした。
もちろん、今回ご紹介する手順の中でで詳しく解説していますので、今は「?」でも大丈夫です。
早速、送金のための準備から確認していきましょう。
目次
送金に用意するもの
今回の手順に必要な3つを確認します。
用意するもの
- MetaMask(ウォレット)
- Binance(取引口座)
- BNB(仮想通貨)
用意するもの1. メタマスク(ウォレット)
今回はBNBの送付先をメタマスクにしています。
そこで、BNBをメタマスクで受け取れるよう、事前にメタマスクにBNBの通り道を作っておく必要があります。
これが記事冒頭でお話した「専用のネットワークの設定」です。
以下にネットワーク設定の手順を記載しておきますので、BNBの送付前に手順を完了しておいてくださいね。
1. メタマスクの設定
メタマスクのトップ画面右上のアイコンをクリック。
表示されたポップアップの「Setting(設定)」をクリックします。
2. ネットワークの追加
設定画面が表示されたら、左側メニューの「Networks(ネットワーク)」をクリック。
右上に表示される「Add Network」をクリックして、ネットワークを追加します。
3. ネットワーク情報の入力
ネットワークを設定する手順です。
入力間違いのないよう、コピーペーストしながら手順を完了させましょう。
項目 | 入力文字列 |
ネットワーク名(Network Name) | Smart Chain |
新しいRPC URL(New RPC URL) | https://bsc-dataseed.binance.org/ |
チェーンID(Chain ID) | 56 |
シンボル(Currency Symbol) | BNB |
ブロックエクスプローラーURL(Block Explorer URL) | https://bscscan.com |
上記の情報は、「バイナンス・アカデミーの案内ページ」からも確認できます。
内容に間違いがないことを確認したら、「save」ボタンをクリックして情報を保存します。
4. BNB専用ネットワーク設定の完了
ネットワークの設定が完了しました。
右上の表示が先ほど設定した「ネットワーク名」(※手順通りならSmart Chain)に変更できるようになったはずです。
僕のはすでに設定済みのため、すこしBNBが入っていますね。BNBの送付が完了するとこんな感じに表示されるようになります。
MetaMaskをまだ持っていない方は、こちら公式サイト「https://metamask.io/」からダウンロードできます。
用意するもの2. バイナンス(取引口座)
バイナンスからBNBを送付するのですが、口座を開設するだけでは準備完璧とはいえません。
なぜなら、送金するには個人認証を完了させなければならないからです。
個人認証が完了しなければ、バイナンスからの出金を了承してもらえません。
個人認証についての状況は、バイナンスのログインページから、以下の画像の手順で確認できます。
パスポートなどの個人を証明する書類、カード明細など現住所を証明する書類が必要になります。
バイナンスの公式サイトはこちら「https://www.binance.com/ja」です。
用意するもの3. BNB(仮想通貨)
最後は、BNBの準備です。
BNBは国内の仮想通貨口座では購入できなませんので、以下の2遠りの方法でBNBを準備します。
BNBを準備する
- 国内から別のコインをバイナンスに送金して、BNBに換金する
- バイナンスに直接入金して、BNBを購入する
バイナンスの公式サイトにて、「https://www.binance.com/ja」BNBの準備をしましょう。
以上で準備するものの確認は完了です。
バイナンス(Binance)からメタマスク(MetaMask)へBNBを送金する手順
バイナンスからメタマスクへBNBへ送金する手順を解説しますね。
1. ネットワークの変更
メタマスクの操作から始めます。
メタマスクのネットワークをBNB専用のネットワークに変更していきます。
画面右上のアイコンをクリックします。
2. ネットワークの選択
表示されたポップアップの中から、BNB専用のネットワークを選びます。
※まだネットワークの設定をしていない方は、前項「送金に用意するもの」から設定を完了させましょう。
3. ネットワークの設定完了
メタマスクのページ右側が「Smart Chain」に変更されていたら、ネットワークの設定は完了です。
送金が完了すると、画像のようにBNBが表示されます。続いての手順に移りましょう。
4. バイナンスから出金する
メタマスクのネットワーク設定が完了したら、バイナンス側の手順にうつります。
※個人認証が完了していないと出金できません。前項「送金に用意するもの」から手続きを完了させましょう。
バイナンストップ画面の上部メニューから、「出金」をクリック。
5. 通貨と出金先情報を入力
仮想通貨を「BNB」に設定してください。
画像のような入力画面が2つ出てきます。
6. メタマスクから情報取得
メタマスクの画面に戻り、出金先アドレスをコピーします。
入力間違いがあるといけないので、画面矢印の□ボタンをクリックしてコピーします。
コピーが成功したら「Copied!」が表示されます。
7. 出金先の入力、出金額の設定
メタマスクからコピーした出金先情報を、バイナンスの入力画面「アドレス」に貼り付けます。
続いて、出金額を入力します。
手持ち全部のBNBを出金して良い場合は、「最大」をクリックすると自動で最大量が入力されます。
よろしければ、「出金」ボタンをクリックします。
注意1
アドレスを入力すると「ネットワーク」の欄は自動表示されるかと思いますが、変更しないよう注意してください。謝って変更してしまうと送金失敗、紛失の原因となります。「BSC Binance Smart Chain (BRP20)」であることを確認してください。
注意2
出金する際は、間違いがないようテスト送金をしましょう。1回目の送金は「0.1」「0.01」とするなど、失敗しても諦められる量を入力すると良いです。
僕も送金する際は、毎回2回に分けて送信します。仮想通貨の怖いところは一度の誤りですべてが終わる可能性があることです。
ぜひ慎重に手続きをすすめてください。
8. ネットワークについての注意喚起
ネットワーク確認のポップアップが表示されます。
「承認」ボタンをクリックします。
9. 認証コードの入力
メールとアプリに表示される認証コードをそれぞれ入力します。
メールについては「認証コードを取得」をクリックすると、メールへコードが送信されます。
アプリのコードは1分で更新されますので、メール認証⇨アプリ認証の順で入力すると、焦らずゆっくり手続きできますよ。
10. 送金完了
メタマスクへの着金までしばらく時間がかかるため、待ちましょう。
メタマスクへ着金したら、画像の赤矢印の場所に送金したBNBが表示されます。
以上で手続きは完了です。おつかれさまでした。
注意すること
最後に送金する際の注意点をお伝えさせてください。
手順中にも記載はしているのですが、本当にご注意いただきたいのでパラグラフを作って記載したいと思います。
手入力よりコピペ
送金先アドレスを入力する際は、手入力ではなくコピペをしましょう。
理由としては、複雑な文字列を入力する必要があるため、手入力では誤りが発生する可能性もあるからです。
間違った送金先を入力してしまった場合、取り戻す手立てはありません。
以前大手の取引所が個人に数億円分のも通貨を誤って送金した出来事がありました。
ですが、法的にも仕組み的にも取り戻す手段は現在のところありません。
大手の業者をもってしても、返金を実行するには「個人の『善意』に頼るしかない」というのが現実なのです。
テスト送金
全額を送金する前に、かならずテスト送金をしましょう。
送金で間違いを起こすことは、お金を失うことに直結するからです。
Twitterで仮想通貨の情報収集してるとたまに「紛失した、どうしよう」なんて投稿を発見することがあります。
決して始めたばかりの素人だけではなく、youtubeなどで解説をするほど詳しい人も、誤った操作でお金を失っているのです。
仮想通貨の技術は、管理者のいない世界であることがメリットの一つとしてあげられます。
ですが、管理者がいないことは、自分がなにかミスをして通貨を紛失したとか、違う人に送ってしまったとか問題が発生した場合、誰も助けてくれないのがデメリットでもあるのです。
送金の際は、細心の注意を払いましょう。
まとめ
本日のまとめです。
本日のまとめ
- 送金前に準備すること
- バイナンス(Binance)からメタマスク(MetaMask)へBNBを送金する手順
- 送金の際に注意すること
バイナンス(Binance)からメタマスク(MetaMask)へBNBを送金する手順を解説しました。
前項のパラグラフにも書きましたが、十分注意して送金の手続きを踏んでいただければと思います。
バイナンスには魅力的なサービスやプロジェクトが多くあり、仮想通貨BNBはビットコイン、イーサリアムに次ぎ世界第三位の取引規模のある通貨です。
効果的な投資をするためにも、ぜひ送金の部分で足元をすくわれないようにしてくださいね。